習慣のチカラ
街の中で、手伝いを必要とする人がいる。
「何かお困りですか?」と、声を掛けようか
躊躇するうちに、機を逸してしまった、
こんな経験はないだろうか。
善行をなすときには勇気が必要だが、
こうした場合は勇気のあるなしよりも、むしろ、
“習慣になっているかどうか”で行動が違ってくるだろう。
ある文化人は、
困っている人に自然に手を差し伸べることが、
自分の人生の一部になる必要があると指摘する。
アメリカでは10代から、
ホームレスへの炊き出しなどを重ねることで、
ボランティア精神を身に付けるという地域がある。
やり方はさまざまあるにしても、
自分の小さな世界にとどまることなく、
同じ「人間として」行動する日頃からの訓練や、
教育が重要といえる。
習慣と言えば
スキマ時間の活用も同じだ。
個人差はあるだろうが、
一日の中で、スキマ時間は必ず生まれるものだ。
それを活用するのかしないのか、
積もり積もれば大きなものになる。
スキマ時間はその名の通りわずかな間なので、
スキマ時間ができてから
何をしようか考えるわけにはいかない。
スキマ時間ができたら
単語帳を開こうとか一問一答をやろうとか予め決めておく必要がある。
そしてそのことを習慣化していなければスキマ時間は活用できない。
善行であれ、スキマ時間の活用であれ、
習慣化して、いざという時に条件反射のように体が動くくらい
自分の人生の一部だと言えるようにすることが重要だと思う。