真逆のこたえ
クイズです。
世界中を舞台に活躍するあなたは、
ボスから
いそいで南米ブラジルに向かってくれと言われました。
東京からジェット機を操縦して大急ぎで向かいます。
あなたはどの方角に向かいますか?
上記のような地図を見慣れているあなたは
この地図上ではブラジルは東京の南東の方角に位置しているので、
恐らく緑色のルートをたどろうと考えませんか。
そうならば、緑色のルートの南東に向かいますね。
ところが地球儀で見ると、
南東方向に太平洋を渡るよりも、
ピンク色のルートの北極圏へ向かった方が、
最短距離で行けることが分かります。
そうすると北(北東)に進むことになりますね。
私たちが通常目にする世界地図(メルカトル図法)
の中心には日本があります。
しかし、欧米の地図の真ん中には
ヨーロッパがあり、
オーストラリアでは南半球を上にした
地図が売られているのです。
どんな地図でも世界は、
常に客観的で同一の姿で描かれていると思いがちです。
しかし、基準とする原点や座標軸が異なると、
まったく違ったものに見えてきます。
何を原点とし、どのような座標軸を持つかで、
物事の見え方は大きく変わってくるのです。
一面だけが全てだと思い込むと
同じことを別の面からみている人とは
分かり合うことができません。
このことを心のどこかにとどめておきたいものです。
自分と違う考えに対しての理解不足からは
争いやぶつかりあいが生じます。
みんな、自分が正しいと思っていたら、
仲良くすることもできません。
学ぶことは他者を理解することでもあります。
自分だけでなく他者も幸せにするために
学んで学んで学び抜いていきたいですね。