登頂
地球上には標高8千メートルを超える山が14座ある。
「14サミッター」とは
その全てに登頂した登山家の称号。
日本人では、竹内洋岳さんが初めてだ。
19年前、プロ登山家となる際
高所登山の魅力を伝える役目を自らに課した。
心掛けたのは
失敗や困難もオープンにすること。
都合の良い場面だけを見せても伝わるはずがない、と。
14座目の登頂挑戦の取材を申し込んだテレビ局には
こう条件を出した。
「登れなかった時も
たとえ山で亡くなっても
必ず放送すること」と。
成績向上だって
受験だって
成功もあれば失敗だってある。
しかし、失敗も苦悩も、挑戦している証し。
ありのままでいい。
その挑戦をやめない限り
いつか勝利の頂を制覇することができる。