発見力
野生動物調査という仕事がある。
道路や鉄道など大きな開発事業が行われる際
地域に生息する動物への影響を事前に調べるものだ。
日の出とともに動きだし
山や森の中へ。
野鳥などの発見と識別に努めるが
相手は隠れ上手で逃げ上手。
ただ双眼鏡を向けるだけで見つかるものではない。
要諦は「まず、そこに”必ずいる”と信じること」
心のどこかで諦めている人と
信じ抜ける人とでは
同じ景色を見ていても
「発見力」に天地雲泥の差があるという。
子どもの見方も同じ。
「この子はダメだ」と先入観を持ってしまえば
相手の長所も見えなくなる。
肉眼で捉える前に
自分の心眼に曇りはないかが問われている。
悪い意味での思い込みは徹底排除
そこから違う世界が見えてくる。