現場
よく言われることだけど
骨身を惜しまずに
「実物を見に行くこと」が何より大事だ。
例えば、花の絵を描くとき
描く花の構図を
しなやかな枝
青く茂る葉
彩り豊かな大輪と決める。
それでも実際は
構図から外れた所には
地面から伸びる茎があり
また地中には根が張り巡らされていると想像できる。
花は花びらだけでは咲けない。
同様に
物事には目に見えない”背景”があると
現場で見て感じる。
これが大事だ。
ある地方新聞の社長がしみじみと語った言葉を思い出す。
「新聞が衰退し始めるのは
記者が現場に行かなくなった時です」
いつの時代も
“現場”にこそ
伝えるべき真実があることは変わらない。
今、入試の激変期がやってきた。
私が知っている中で最大の変化だ。
こんなときこそ
現場感覚を研ぎ澄ましていきたい。
保護者会ではそのことをしっかりと伝えていきたい。


