熱いハート
「私の言うことを信じていただきたい」
1940年の6月
ナチス占領下のフランスで
ラジオから力強い演説が流れた。
声の主はシャルル・ドゴール。
ロンドンのラジオ局「BBC」で放送され
電波はフランスにも届いた。
パリ陥落からわずか4日後のこと。
彼は亡命先から
人々に反転攻勢を呼びかけた。
「何が起ろうとも、フランスの抵抗の火は消えさってはならぬし
また消えさることはない」と。
ドゴールは当時、首相でも大統領でもなければただの一軍人。
だが、どんなに絶望的であろうと
希望を叫び続ける不屈のハートがあった。
反撃開始の口火となった演説は
同国史上、最重要の演説の一つとされる。
「希望を棄てよと勧める声に
だんじて耳を貸すまいと決心した」
「偉人なくして偉業はない。
そして偉大になろうと決意した人物だけが偉人となるのだ。」
これらドゴールの熱い言葉から何かを感じないだろうか。
今年の夏は熱く鍛えていきたい。
夏期講習で。