水がこぼれないコップ
クイズを一つ。
水がなみなみと入ったコップがある。
少しでも揺らせば水はこぼれる。
では
揺れても水がこぼれないようにするには?
答えは、コップの大きさを変えること。
コップを人間に置きかえてみると
大事なことが見えてくるはずだ。
誰しもピンチに直面すると
どうしても右往左往してしまう。
でも、一つひとつに真摯に向かいあい
全力で取り組んでいくと
心の中の様子が一変するはずだ。
それは
人間が大きくなる
つまり
コップの大きさが変わるからだ。
小さなコップでは
ちょっとの揺れでも
水をこぼすまいと必死にならなければいけない。
しかし
大きなコップでは
ちょっとの揺れでは
確かに揺れるが
こぼれなくなる。
つまり振り回されることが減るのだ。
そう考えると
目の前にあるカベだって
自分の成長のための
大事な試練なんだって
思えてくるはずだ。
小中学生だったら
学習を通して
コップを大きくするような
経験を積んでいくことができる。
私はそう信じている。

