毎日やる
今月55歳になる将棋界のレジェンド羽生善治氏。
15年前、40歳のときのインタビューが興味深い。
「アマチュア初段クラスの人が四段になるには」との質問にこう答えた。
「3カ月間、毎日、練習すること」
羽生氏の考える「才能」とは
「地道に、確実に、一歩一歩進み続けられること」なのである。
羽生氏は、公式戦で何百局もの負けを喫してきていた。
そのすべてを改善点と捉え、一つ一つ変えようと挑んできた。
かのナポレオンは言う。
「天才とは勉強ということだ」
彼が百戦百勝したのは偶然ではない。
百方から研究を尽くし
すべての起こりうる最悪の場合を想像して準備に当たった。
戦う前から勝っていたのだ。
偉大な勝利の陰には
人知れず積み重ねた努力の礎がある。
そこには人頼みの姿はない。
どんな状況であれ、自らの足で進む。
だから
その一歩ごとに成長の節が刻まれる。
努力の人に道は必ず開ける。