未知の挑戦

結果がどうなるのか予想もつかないような

 

未知の挑戦は

 

人を不安にさせ、

 

挑戦をあきらめさせようとする。

 

 

 

 

受験生は今まさに

 

不安の真っただ中にいる。

 

挑戦を回避して、

 

別の志望校を目指そうと考える人も

 

いると思う。

 

 

 

中学校のうちのクラスは私立希望者が多いという話を

 

受験生たちが言っていた。

 

最終的に県全体でどのくらいになるのか

 

それは入試が終わってみなければ分からないが、

 

その受験生たちのクラスでは、

 

友人が公立高校から私立高校へ

 

第一志望を変更すると

 

それに影響されて

 

自分も私立高校に志望校変更する

 

そんな級友が今月に入って何人かいたとのことだ。

 

 

 

 

今年はコロナ禍の中での志望校決定だ。

 

慎重に動き、

 

初動が遅く、

 

結果、手数も少なかった公立高校に比べ、

 

私立高校のほうが

 

活発だったので、

 

魅力的に見えた受験生もいるのではないか。

 

もしそうならば

 

魅力的に思える学校を選ぶことは

 

いいことだと思う。

 

そして、

 

その思いを

 

少しずつ強めていけたら

 

もっといい。

 

志望校選びは

 

思い込みが大切だ。

 

自分が進学する学校は

 

いい学校だと思えずに入学してしまうと

 

入学後のスタートダッシュが

 

うまくいかなくなってしまいかねない。

 

学校に対して前向きな気持ちが

 

湧きおこらなければ

 

学校での学習にも影響があるだろう。

 

ただでさえ

 

中学校の学習進度よりも

 

相当速い高校の学習進度に

 

振り落とされてしまうかもしれない。

 

一度振り落とされてしまうと

 

相当のスピードで進んでいる学習に

 

追いつくことが困難になってしまう。

 

繰り返すが、

 

志望校選びは

 

思い込みがとても大切なのだ。

 

自分が進学する学校はいい学校なのだと

 

思い込む。

 

そのキモチで入学する。

 

すると、

 

全ての出会いや出来事に対して

 

前向きに受け止めることができるはずだ。

 

類は友を呼ぶというが

 

ポジティブな仲間にも

 

めぐり合うことだろう。

 

 

 

仮に同じ学校の同じクラスに

 

それとは正反対の

 

ネガティブな気持ちで

 

いるのならば

 

どうなるだろうか。

 

同じ環境だけれども

 

正反対の高校生活になるかもしれない。

 

おそらく

 

充実した気持ちは味わえないだろう。

 

だからこそポジティブに思い込むのだ。

 

 

 

 

これは志望校だけでなく、

 

家族関係だって同じだ。

 

恋愛だってそうだ。

 

仕事だって。

 

これが最高だって思いこめたらそれでいい。

 

 

 

 

 

 

 

最後に余談をひとつ紹介しよう。

 

世界一周をはじめて成し遂げた

 

探検家マゼランが

 

南アメリカ大陸を越えて

 

大西洋から太平洋に渡ったのが

 

１５２０年１１月だ。

 

今からちょうど５００年前のこと。

 

南米大陸の向こう側に

 

船で行ったことのある人は

 

誰もいない。

 

まさに前人未踏。

 

そもそも行けるかどうかすら分からない。

 

マゼランの計画は

 

熟練の勇敢な船乗りたちでさえ

 

無謀だと笑ったという。

 

挑戦は常に不可能という幻影との戦いなのだ。

 

マゼランは

 

座礁や船員の反乱など

 

幾度もの試練におそわれた。

 

そして、出発から１年以上かかって発見したのが

 

マゼラン海峡である。

 

 

 

探検だって受験だって

 

未知の挑戦を成し遂げるカギは

 

弱気からおこる戸惑いや思いがけない困難に

 

真正面から向かっていく勇気だろう。

 

思い込みは勇気があってこそできることだから。

 

 

 

 

 

ちなみに、マゼラン海峡がどこにあるのかご存じだろうか。

南米大陸の南とフエゴ島の間にある。

 

日本から地球の裏側に位置する。

 

日本国籍の船が初めてここを通ったのは、

 

２０１５年に入ってからだそうだ。