未来予想
「経済の未来予測は、これまで当たったためしがないし、今後とも経済予測が当たることはあり得まい」
こう断言するのは20世紀を代表する経済学者、ハーバード大学名誉教授のガルブレイス博士である。
身長は2メートルを超え、偉大な業績とも相まって「経済学の巨人」と評された。
博士は「あらゆる経済変動は、
政府、企業、個人の不確かな行動の多様な組み合わせに、
そしてより広くは、世界が平和か否かに依存している」と言う。
だれもが未来のことを知りたいと思うだろう。
不安があれば、なおさらだ。
塾の仕事をしていると
生徒たちの成績の推移、
そして入試の結果など
未来のことがいつも気になるものだ。
でも、ふと考える。
未来を知ってどうするというのだと。
「ムリ」という言葉を口に出す生徒がいる。
でも、「ムリ」な未来があるのではない。
「ムリ」だと思う現在の自分がいるだけだ。
今の状況で未来が決まるのではない。
「今、何をするか」で未来は決まる。
「さあ、これから」と挑戦し抜いた人が未来を勝ち取れる。
未来のために、いまはじめよう。