最高の娯楽

私の幼いころの娯楽は

 

いまよりずっと少なかった。

 

テレビはリアルタイムで見るものだった。

 

兄弟とチャンネル争いをしながら

 

決められた時間まで見ていた。

 

ビデオやファミコンは中学生から我が家にやってきた。

 

小学生のころはテレビ以外の家庭内娯楽といえば

 

読書だった。

 

それ以外の娯楽のソースはなかったから。

 

パッと広げて読み始める。

 

すると本の世界に没入することができた。

 

気がつけば数時間すぎていることもあった。

 

今でも覚えているのは

 

家にあった緑色の表紙の伝記と名作の全集だ。

 

20冊くらいあったけれど

 

他に楽しみもないわけだから

 

今でも内容を覚えているくらい

 

擦り切れるまで繰り返し読んだ。

 

そんなことをしていたおかげで

 

学校の国語で困ったことはなかった。

 

 

 

 

 

 

昨年、小学生の甥っ子に伝記シリーズをプレゼントした。

 

ひまさえあれば

 

ゲームをしたり

 

動画を見ているそうだけれど

 

伝記を読み始めて

 

読書の楽しさを知ったのか

 

図書館で本を借りるようになったそうだ。

 

私のあげた伝記シリーズも

 

読破してほしい。

 

 

 

 

 

 

 

読書は最高の娯楽だと

 

今でも私は思っている。

 

うちの塾生たちにも

 

一生楽しめるその面白さを知ってほしい。

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