時間の使い方
平日は小学生が3時間33分
中学生が3時間47分。
休日は小学生が4時間30分
中学生が5時間12分。
これは何の平均時間だか分かるだろうか。
東京都の調査による
都内の小・中学生がテレビやゲーム
パソコン、携帯電話に接した平均時間である。
ただし
現在のものではない。
今から20年前のものである。
当時の小中学生は
今では
30代くらいになっている。
調査は
接触時間が多いほど
「勉強がわからない」
「イライラすることがよくある」
と答えた子どもの比率が高くなる傾向を示した。
スマホ中毒という言葉がある。
勉強時間を削るだけでなく
様々な健康上の害も指摘されている。
昔はスマホではなく
テレビやゲーム
パソコン、携帯電話だったというだけで
今も昔もそれほど変わらないということだ。
「本を読むことは、よい人間をつくるためにする仕事」
これは、NHKで人気番組を数多く手がけ
先月亡くなった鈴木健二氏の言だ。
かつて氏は講演で小学生に、いつもこう語っていたという。
「きょうからテレビを見る時間を半分にしなさい。
その分、本を読みなさい。
テレビで長い間働いてきたおじさんが言うんだから間違いない」と。
私も言わせてもらいたい。
「きょうからスマホの時間を半分にしなさい。
その分、本を読みなさい。
塾で長い間働いてきたおじさんが言うんだから間違いない」