時季
「全てのものには時季がある」という言葉を聞いたことがありますか。
時季は期間の期ではなく季節の季を使います。
この言葉は作家の遠藤周作さんの言葉です。
農作物を育てる時は、いつ・どんな種をまいたり、苗を植えたら良いかが重要になってきます。
種をまく時期や苗を植える時期を間違えてしまうと、成長が遅れたり、うまく育たなくなったりします。
人生もこれと同様のことが言えるのだということだと思います。
小中学時代はまさに人生の種まきや植え時と言ってよいでしょう。
1人1人が時期を逃さず、将来のために種を蒔き、苗を植えてほしいと思います。
そしてよりたくましく大きく成長して欲しいと願っています。
受験生にとってはこれからの学校生活には全て最後のという冠が付きます。
悔いの残らないように、全力ですべての活動に取り組んでください。
また同時に自分の進路を決める厳しい試練の時期にもなります。
継続は力なりと言いますが、最後まで諦めず、強い信念を持って
希望する進路の実現に向けて地道に努力を重ねて欲しいと思います。
下級生たちは、まだ時間があると安心せずに、
今が中学校生活の中で一番充実する時期だと常に考えていてください。
勉強に行事にそして部活動などに思いっきりチャレンジして、
失敗してもそれをバネに、さらに自分を伸ばしステップアップするような生徒であってほしいと思います。