新聞
新聞配達を経験した偉人は多いです。
たとえば、政治家の小泉進次郎氏も、
中学3年の夏休みに新聞配達のアルバイトをしていたそうです。
修行の意味で父の小泉純一郎氏に促されて始めました。
遅刻・欠勤も一切無く、仕事も正確で評判は良かったとのこと。
塾業界出身で文部科学大臣だった下村博文氏も、
9歳で父を交通事故で失い、新聞配達を続けて家計を助けていたとのこと。
野球の野村克也氏も、
3歳の時に父親を戦病死で失い、病弱な母親と暮らしていたため、
小学生時代からお兄さんと一緒に新聞配達やアイスキャンディー売りで家計を助けていたそうです。
昭和を代表する歌手・女優だった山口百恵さんも、
デビュー前に暮らしていた横須賀で、
新聞配達を行い、貧しかった家計を助けていたそうです。
福山雅治さんは貧しかった少年時代に、
母親とお兄さんの三人で毎朝5時から地元紙長崎新聞の配達をされていたそうです。
トム クルーズさんも、少年時代に新聞配達をしていました。
貧しい家計を助けるために行っていたそうです。
上記以外でも、阿部寛さん、堺雅人さん、薬丸裕英さん、玉置浩二さん、稲垣吾郎さん、
その他多くの方たちが、新聞配達のアルバイトをされていたことがあるそうです。
米国のウォルト・ディズニー氏もその一人です。
小学生のころ、父を手伝い、毎朝午前3時半に起きて配達したそうです。
父は息子にこう教えたそうです。
「新聞を自転車からポーチにポイと投げてはいけない」
「風に吹き飛ばされないよう、玄関前にきちんと置くように」
「(冬は)二重扉の内側に差し込むように」
ディズニーは晩年まで「どこかに新聞を配達しわすれたのではないか」という夢を見たといいます。
私の友人も「新聞奨学生」という形で、
新聞配達をしながら通学していました。
地味で大変な作業だと思いますが、
お金を稼ぐ目的以外にも、新聞配達はとても意義のある貴重な経験になると思います。
つい最近、私の家の近所の新聞販売店がなくなってしまいました。
何十年も続いていた販売店です。
2019年の新聞の発行部数は全国で3781万部。
2年連続で5%超の減少が続いています。
共同通信社でも人員削減とのニュースもありました。
時代の流れと言えばそれまでですが、残念な出来事です。
確かに、ネットニュースは速いし、基本的に無料です。
新聞を購読しなくても、ニュースは伝わります。
しかし、新聞を読むことは、
ニュースを知ることにとどまらない効果がたくさんあるのです。
ニュース記事だけならば、AIにも作ることができますが、
知識人による良質な日本語で書かれた文章に触れることができます、
選りすぐりのさまざまな話題に触れることができます。
朝のルーティーンにできるならば、学力向上にとても役に立ちます。
私の教えた過去の成績上位者のほとんどが新聞を毎日読んでいました。
新聞には短所もありますが、
それらを補って余りあるくらいの長所が、
あるのです。特に受験を控えた生徒たちにとっては。
小学生は子ども新聞の購読がおススメです。
夏休みにデビューしてみてはいかがでしょうか。