新しい教科書②

来年から使う新しい中学教科書の話の第2弾。

 

うちの塾のエリアで使用される英語の教科書を閲覧して

 

感じたことを書いてみる。

 

今回は自動車で例えるならば

 

マイナーチェンジなのだけれども

 

中学英語は採択する教科書会社を変えたわけだから

 

フルモデルチェンジと言ってもいいかもしれない。

 

まずは、登場人物の紹介のしかたから大きく違う。

 

現在使用している英語の教科書では

 

登場人物の紹介文は

 

どの学年の教科書も同じ内容だ。

 

それに対して、新しい教科書では

 

紹介文が学年ごとに変わる。

 

登場人物も学年に合わせて成長した内容に変化するのだ。

 

例えば、主人公の女の子の中学1年生での紹介文は

 

温厚だなどと、性格的なものだけだ。

 

2年生になると

 

ずっとサッカーをしていることが書かれている。

 

3年生の紹介文では

 

卒業後に海外のリーグでプレーするための

 

準備を進めているとある。

 

着実に夢に向かって歩みを進めていることが分かる。

 

その他にも

 

写真を撮ることが好きな女の子が

 

写真を通して夢を膨らませていたり

 

アニメから歌に興味を持った女の子は

 

2年生で文化祭のステージを経験して

 

夢を膨らませる。

 

世界的に有名な歌手になって

 

アニメソングを歌うことを夢見ている。

 

他にも

 

音楽フェスをで町おこしをしたい男の子

 

バスケットボールをやりながら

 

獣医になるために勉強を頑張っている男の子

 

ハリウッドで映画の仕事をしたい男の子もいる。

 

登場人物の紹介文を読みつなげるだけで

 

こんなに楽しめる教科書は初めてだ。

 

そして

 

全員が

 

今は勉強を頑張って

 

とりあえずいい学校に入ってから将来のことを考える・・・

 

そんな登場人物は一人もいない。

 

ちなみに

 

英語の先生は男性だ。

 

幼いころはパイロットになりたかったとあった。

 

飛行機の機内放送で英語に興味を持ったとあった。

 

ALTは女性。

 

中学生のころの夢は小説家。

 

身近な出来事を題材にした小説をよく書いていたとあった。

 

そうなのだ。

 

2人とも幼いころの夢とは違った職業に就いているのだ。

 

令和の教科書ではそれでいいのだ。

 

成長期である中学3年間で

 

夢も大きく育てていくのだ。

 

昔の価値観で言うならば

 

夢みたいなことを言っていないで

 

地に足をつけて

 

今はしっかりと勉強をしなさい。

 

そして夢を見つけたのならば

 

そのあきらめずに努力を重ねなさい

 

そうなるはずだ。

 

それら昔の価値観を見事に覆してくれている。

 

大人だってそうだ。

 

幼いころの夢を実現できなくたっていいのだ。

 

いや、実現したとしても続けなくてもいいのだ。

 

自分が自分らしく生きていくのならば

 

方向転換は決して悪いことではないのだ。

 

当然のことながら

 

令和の教科書は令和の価値観なのだ。

 

教科書の紹介は今回でおしまい。

 

来春、新しい教科書を使う人は

 

期待していてほしい。

 

もちろん、教科書の中身の方も

 

今まで以上に充実していたから。

 

私は今から入手できる日を楽しみにしている。

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