挑戦者であれ
甲子園にあこがれている二人の野球少年。
二人は別々の高校に進学。
それぞれ来る日も来る日も休むことなく
厳しい練習を重ねていた。
一人は甲子園出場。
もう一人は地区予選敗退。
さて、
甲子園に出ることができなかった子は
今までの努力は無駄だったのだろうか。
高校野球に価値はなかったのだろうか。
そして、
甲子園に出場できた子は
人生においてよい経験ができたと
言い切ることができるだろうか。
答えは誰にも分からない。
野球だけの人生を生きるのならばならまだしも、
甲子園に出られなかった子は、
野球で培ってきた様々なことを
別のことに応用させれば、
いろいろな成功ができるだろう。
体育会出身者は就職に強いとも言われる所以だ。
一方で、
甲子園出場できても
その過去の栄光の一点だけにしがみつき、
さらなる挑戦と成長ができずにいれば
過去が人生のピークになってしまう。
私は
野球でも
受験でも
何でも
全力でぶつかっていくことにこそ
一番の価値があると思っている。
その結果がどうであれだ。
結果がすべてだなんて
少しも思ってはいない。
もちろん
塾だから
営業的には
合格実績に
こだわるのだけれども。
ココロの奥の本音の部分では、
合格できても
できなくても、
次なるチャレンジに
気持ちを切り替えて
今回の挑戦を糧にできる
そんな挑戦者こそが
本当の成功ができるのだと思っている。
たくさんの受験を終えた教え子たちを
見ていると
それを痛感するんだ。
がんばる人はえらい人
がんばり抜く人は幸せな人なのだ。