我以外皆我師
「きょうの生活の最前線に立って
実社会に働いている人こそ
ほんとの文学を体験し
ほんとの時代人である」
人とかかわることを避け
“本を読むことが勉強”
と考える作家志望の青年に
文豪・吉川英治氏は時代錯誤と言った。
吉川氏の信念は
「我以外皆我師」
現実の中で力強く生きる庶民から学び続けた。
「三十なお一学生
四十なお人生の一学生
五十まだ学んで足らない」と述べている。
人から言われて学ぶのではない
受験のために学ぶのでもない
本当の学びは点数で計れるものではない。
理想と現実というけれど
理想を語ることが大切で必要だ。
私の授業では
こんなことを語ってから
授業を始めている。