成長の秋
「一むらの 竹の春ある 山家かな」
高浜虚子の句だ。
この句の季節はいつだろうか。
実は・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
「竹の春」は秋の季語なのだ。
春は、地中のタケノコに栄養を送るため
竹の葉は黄色く染まる。
竹にとっては
今の秋の季節が
緑の色を濃くしていく「春」にあたる。
植物の中で
竹は最も速く成長するといわれる。
細く、頼りないと思っていた竹が
少し見ぬ間に伸びている様には驚かされる。
人生にも
竹のように一挙に飛躍する「時」がある。
「勇気」の一歩から
人生が変わっていく。
“自分を変えたい”という思いが原動力になる。
勇気は、人生の壁を打ち破る。
勇気は伝染する。
さあ、成長の秋到来だ!