愁いの秋
身も心も爽快な秋。
何をするにも気分がいい。
そんな「秋」だが
その文字の下に「心」をつけると
「愁」(憂い)となり
気分は一転する。
心配事や悩みは人生につきものだ。
誰もが悩み事を抱えるが
受け止め方はさまざまだ。
時として悲観的になるのが
人間の習性。
同じ現実に向き合っても
なぜか前向きな人と後ろ向きな人がいる。
問題は脳の中の回路のバランスだ
と指摘するのは脳科学者の茂木健一郎氏。
「いろいろなことについて考え
感じるときのバランスを
しなやかに
やわらかなものにすれば
自然に生きる力が湧いてくる」と。
目の前の状況に一喜一憂し戸惑うのが人の常。
その揺れ動く心を整理し
前へ、明日へと生き抜く力を培っていきたい。