怒ってはいけない
指導者が
絶対に怒ってはいけない
バレーボール大会がある。
本気で選手のことを伸ばしたい
そう考える指導者が
その気持ちを怒ることで
選手につたえることもあるだろう。
実際に私自身もそのようなことは
怒られる側としても
そして怒る側としても
数多く経験してきた。
そもそも、
怒るってどういうことだろうか。
怒るの語源は「起こる」。
感情の高まりが起こること。
高まった感情を外に出すのだから、
そこには子どもを伸ばすための
ストーリーはない。
例えば、お母さんが
「あなたはどうしていつもそんなことばかりするの。
この前も同じことを言ったばかりでしょ。
ピアノのレッスンの時だってそうだったじゃない。
一体何を考えているの。
どうしてできないの。ダメじゃないの。
お兄ちゃんはそんなこと一度もなかったわ。・・・・・・」
これは完全に感情の赴くまま、
不満を爆発させているだけですね。
NG行為がたくさんあります。
①行為ではなく人間を否定する
②他人と比較する
③過去の話や別の話もする
などですね。
「怒る」ことと「叱る」ことは別物です。
叱るとは
相手をよくしてあげたいという気持ちを
相手にしっかりと伝える行為です。
叱る行為に演出として
大声を上げるとか
怖い顔をするとかは
あってもいいと思います。
子どもたちを伸ばしてあげたい
その思いがしっかりと伝わり
子どもたちのキモチと行動が変わるための
正解は一つだけじゃない。
怒らずに伸ばすことは可能だろう。
何よりも
今の時代がそれを求めている。
情熱の量と怒る行為は比例するものでもない。
スポーツも学習指導も同じだ。
怒らずに
やる気を喚起し、
学力を高め、
志望校に合格をさせる
そんな指導もできるように
ならなければいけないと思う。
元バレーボール全日本代表の益子直美さんがユニークな大会を主催。それは “指導者が選手を絶対に怒ってはいけない”というルール。はたして益子さんの思いとは?
TBS NEWSさんの投稿 2020年1月29日水曜日