忙しさにこころをなくす
この時期には
「受験が終わってやっとひと段落ですね」
とよく言われる。
そんなときは
「そうですね」
と相槌を打つようにしているのだけれども
実は塾の4月は慌ただしい。
新入塾生たちをしっかりと軌道にのせなければいけないし
今までやってきたことを改善しなければいけない
新たな取り組みをはじめなければいけない
その他諸々・・・・・
「忙しい」という字は
「心を亡くす」と書く。
あわただしさのなかで
ただ追われる生活に
流されてしまえば
大切なことまで
見えなくなってしまう。
そんなときこそ
「何のため」
という問いかけを
思い起こすようにしている。
「たのしく・真剣な学び」
「通ってくれる生徒の成績向上」
「受験生のサポートと志望校合格」
「保護者の期待以上の仕事」
私はこんな感じ。
受験生だったら
「学習習慣の確立」
「学力向上」
「志望校合格」
などだろうか。
4月はあっという間に過ぎ去っていく。
心をなくさないようにしたい。
そのためにも
「なんのため」
自分に問いかけていきたい。
そして日々
一ミリでも
それに近づいているだろうか
自問していきたい。
蒔かぬ種は生えぬっていうけれど
今蒔かなかったら
来年花が咲くことは
ありえないのだから。