心が熱くなる冬に

いつの間にか冬本番と感じる寒さだ。

 

たしかに二十四節季では明日が大雪、22日には冬至となる。

二十四節気の一覧とそれぞれの意味をわかりやすく解説|記念日のしおり

体調管理に気をつけなければいけない時期だ。

 

特に受験生。

 

では、風邪をひいたらどうするか、

 

これは人によってさまざまだろう。

 

病院で診てもらう、

 

薬を飲む、

 

水分をたくさんとる、

 

消化にいいものを食べる、

 

ネギを頭に巻くなどなど。

 

 

 

 

幼い時のこと。

 

風邪をひいて高熱を出した。

 

母親からオブラートに包まれた白い粉を渡された。

 

「この薬を飲んでごらん」

 

やさしい笑顔でいつもよりもゆっくりとした声で言った。

 

食事の後、それをのみ、

 

水分を摂って、暖かい恰好で眠った翌日には、

 

すっかり体調がよくなっていた。

 

その後も何度かそれをのんだと思う。

 

中学生になってからは

 

ほとんど体調を崩すことはなく

 

それをのむこともなくなった。

 

 

 

 

 

あるとき、ふとこのことを思い出して訊いてみた。

 

「小さい頃に飲んだあのオブラートのよく効く薬って何だったの?」

 

「ああ、あれ?砂糖だよ」

 

あっけに取られたが、

 

これがプラシーボ効果なんだと納得もできた。

 

プラシーボ効果とは

 

「有効成分が含まれていない薬剤によって、症状の改善や副作用の出現が見られること」だ。

 

あのとき「薬を飲んだから治る」と信じることで、自分の体調を治したのだ。

 

信じる力こそ大切なのだ。

 

勉強をしていても、結果が出ないと思うことがあるだろう。

 

自分は勉強ができないんだと思う時もあるかもしれない。

 

しかし、あきらめずに努力を継続し、

 

少し結果が出たときには「自分はできる!」と思い込むことができる。

 

なにごとも「できるようになる」きっかけが大切だ。

 

できる人のまねをしてみたり、

 

先生にアドバイスを求めたり、

 

今のやり方を改善してみたらいい。

 

この冬が、きっかけになってほしい。

 

やればできる、とワクワク奮い立つ

 

「心が熱くなる冬」になれるように

 

この冬を愉しんでいこう!

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