後ろは振り返るな

熱戦を繰り広げている夏の甲子園。

 

炎天下、白球を追い続ける球児の姿は

 

勝っても負けても、見る者に感動を与える。

 

 

 

 

甲子園出場経験者が語ってくれた。

 

一塁手であった。

 

対戦相手は、大会優勝候補。

 

最終回、あとアウト一つまで追い込んだところで

 

連打されて同点。

 

ピンチが続く。

 

次打者の打球は一塁後方への小フライに。

 

彼は追いかけてダイビングキャッチ。

 

一度はグラブに入った。

 

しかし

 

地に倒れた瞬間

 

ボールがこぼれた。

 

サヨナラ負けであった。

 

 

 

 

 

悔しさのあまり、彼は自身を責めた。

 

その時

 

「後ろを振り向くな」と

 

野球を教えてくれた恩師が言葉をかけてくれた。

 

その人の心には恩師の言葉が今も生き続け

 

人生の支えとなっている。

 

 

 

 

「人が大きく成長するためには、消化力が欠かせない」

 

スポーツジャーナリストの二宮清純氏は指摘する。

 

消化力とは、失敗などから学び、血肉にする力という。

 

 

 

 

 

人生だって受験勉強だって悩みの連続だ。

 

悩みや失敗、後悔があるのは当たり前。

 

大事なことは

 

それらに負けないこと。

 

悩みながら前へ前へと進むなかに

 

勝利のドラマは生まれ

 

人生の土台が築かれる。