希望を持つ
うちの塾の近くの中学校の多くは
中3のときに修学旅行に行く。
だが、今年はいけないだろう。
中学校生活最大の思い出になるかもしれない
イベントにもかかわらずだ。
他にも部活動の節目となる
学総大会や夏のコンクールなども
開催は難しいだろう。
一度きりの中学生活、
その集大成の年に
なぜ、このようなことが起きたのかと
中学3年生は
行き場のない悔しさや悲しさが沸き上がってくるだろう。
そのことに対して
本当に残念だけど
私は無力で
何もしてあげることはできない。
だけど、
中学3年生は受験生でもあるので
次のステージ(進学先の高校)に
希望を持つことはできる。
今年はできないことだけど
高校入学後は
こんなことがしたいって
希望をいっぱいふくらませてもらう。
そして、
その実現を手助けしてあげることならば
私にもできる。
というよりも私にはそれしかできない。
くやしくてかなしくて
やりきれなくて、
やる気が出ないって
行動を止めてしまうことは
新型コロナウィルスによる
被害だと思う。
コロナからこれ以上被害を受けて
いいのですか。
どうせだったら
来年以降の未来の自分に
思いっきり
期待して
現在の自分を変えてみませんか。
そして、
その実現のために
本気で取り組んでみませんか。
来年、桜の花が咲くころには
笑顔で新生活をスタートしているはずです。
希望は絶やしてはいけません。
話は変わりますが、
「希望」の「希(き)」という漢字は、
透かし織りの布を棒にかけて干してある様子を
あらわしているといいます。
つまり、「希望」の「希(き)」という字は、
布を透かして、
明るい明日を見ようと願う気持ち。
その布のむこうには確かな光がある・・・
そう信じることが「希望」なのです。
透かし織りの布があるから
はっきりとは見えないけれども
布を透かして
見えてきませんか。
来年の笑顔の自分が。