小さな積み重ね
大きなドラム缶の容量はどれくらいだかご存じだろうか。
その容量は200リットル。
では、このドラム缶40本分(8000リットル)
の液体を、1日で移し替えようとすれば、
大変な労力が必要だろう。
実は、
私たちの心臓は毎日、
それだけの量の血液を体じゅうに送っている。
1回の拍動で送り出すのは、
わずかな量だ。
しかし1回80ミリリットルずつとして、
1分間で70回の拍動があれば5・6リットル。
1時間では336リットルとなり、
1日で8064リットルという計算になる。
このまま続けると
1年では3000トン、
80年続けば24万トンという、
最大級のタンカーほどの途方もない量になる。
学習においても
同じことが言える。
一日でできることは多くはない。
でも、継続することで確実に蓄積されていく。
一週間、
一か月、
一年、
十年・・・・・・
大切なのは「続けること」だ。
一回一回の前進はわずかに思えても、
続けることに徹すれば大きな成長につながる。
たゆまぬ地道な積み重ねこそ力となることを忘れないでいてほしい。