寒さとサクラ

1月5日の小寒を過ぎ、

 

1月20日は一年で最も寒いとされる大寒だ。

 

各地で冬本番の低温と雪が続く。

 

 

 

 

受験シーズンが始まり

 

サクラサク結果を手に入れた受験生もいるだろう。

 

高校受験はいよいよあと1週間で始まる。

 

厳しい寒さに負けずがんばりぬいてほしい。

 

 

 

 

 

 

冬の寒さが厳しいほど、

 

桜は、暖かさに敏感になるという。

 

それを試す実験がある。

 

２月中旬、

 

鹿児島と北海道の桜の枝を切り、

 

同じ場所で生育させたところ、

 

北海道の桜が先に開花した。

 

北の厳しい寒さで

 

「よく目覚めているのです。

 

そのため、

 

同じ温度に反応しても早く咲くのです」と、

 

植物学者の田中修氏が述べている。

 

 

 

 

 

こうした桜の営みを知ると、

 

人間に重ねたくなる。

 

寒さのあとには

 

太陽を暖かく感じる。

 

試練の冬に耐えた人ほど

 

安穏の春の喜びを知る。

 

そして

 

人の労苦にも寄り添える人になる。