大道をまっすぐ進め
『大漢和辞典』は、総計1万5000ページに及ぶ“世界最大の漢和辞典”として名高い
ウィキペディアをみると
その制作過程は壮大なドラマのように書かれていて面白かった。
大漢和辞典の予約募集を知らせる新聞広告も迫力あるものだ。
著者の諸橋轍次氏は基本に厳しい人だった。
辞書の命は正確さ。
掲載する語句は、全て原典にあたった。
他の本に引用された文をそのまま使うことは、決して許さなかった。
氏の座右の銘は「行くに径に由らず」(論語)。
“小道すなわち、近道や脇道ではなく、
大道を真っすぐ進め”との意味である。
この姿勢を貫き、“世紀の大辞典”を完成させた。
小中学生たちは、若い今こそ、
一生の土台を築く大切な時である。
強固な基盤のない建物はもろい。
飛行機も、助走があってこそ天高く飛翔できる。
人生も同様だ
近道を選ぼうとせず、勇んで困難に挑む。
自分に不向きだと思ったことでも、全力でやり遂げる。
そうやって、着実に“心の一剣”を磨いた人にこそ、
人生の栄冠は輝く。
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