夏休みの宿題
ノーベル文学賞を受賞した作家の川端康成は
好んで、子どもたちの文章を読んだ。
「文章の秘密は、技巧よりも情熱、姿よりも心」
を信念とした文豪は
子どもの純粋
かつ新鮮な心に映し出された作品に
真摯に学び
自身の心と筆に磨きをかけた。
先週、夏休みの宿題を
生成AIに作らせるのは不正とする
文科省の指針案判明とのニュースがあった。
https://www.asahi.com/articles/ASR6P7567R6PUTIL01H.html
楽をしたいという小学生の気持ちも分からないでもない。
しかし
以前、小学生コンクールの審査員が子どもたちの作品を手に、
「まるで“宝の山”の中にいるよう」と感動を語っていたが
まさに同感である。
子どもたちが持つ“宝の原石”。
その素晴らしさに気付けるよう
育む側の大人も
感受性を磨いていこうと決意するのだ。
文章の秘密は、技巧よりも情熱、姿よりも心、なのだ。