夏の語らい
幼い頃の発見や驚きは一生を貫く興味の方向性を決めるともいえそうだ。
「惑星は太陽の周りを、だ円軌道を描いて運動している」
「惑星と太陽を結ぶ直線は一定の時間に等しい面積を描く」
といった法則を発見し
天文学の歴史に名を残したケプラーもその一人だ。
6歳の少年時代、母に連れられて彗星を観察。
9歳の時、父とともに月食を見た感動が
貧しかった境遇を超えて才能を開花させる原点になった。
宇宙飛行士・土井隆雄氏も
地球に火星が大接近した折
望遠鏡で観察したことが
宇宙に目を開くきっかけに。
無限の可能性を秘め子どもたちとの語らいは
その才能を開花させる契機になろう。
やがて放つであろう光彩を思う時
私たち大人の責任は大きい。
天座を彩る、まばゆい星座。
その輝きに、語らいの大切さを思った。