執念

野口英世は

 

アフリカで黄熱病に倒れるまで

 

4大陸を歩き

 

医学の発展で人類に尽くし抜いた。

 

 

 

 

 

博士が麻痺狂病原体を発見した時のこと。

 

麻痺狂の脳の顕微鏡標本を1万枚作り

 

二人の助手と検査に明け暮れた。

 

が、病原体は見つからない。

 

最後に

 

助手が検査して発見できなかった標本を

 

徹夜で改める。

 

明け方

 

9995枚目の標本に病原体を見いだした。

 

悲惨な感染症から

 

人々を救いたいとの執念が生んだ発見だった。

 

 

 

 

 

学校の勉強も難しいだろうけれども

 

世の中にある答えのない問題は

 

もっともっと難しい。

 

標本を1万枚作ることは

 

ものすごく大変なことだ

 

さらに

 

1万枚調べてみても

 

病原菌が見つかる保証もないのだ。

 

1万枚のうち100枚調べるだけで

 

あきらめる人もいるだろう。

 

1000枚であきらめる人もいるだろう。

 

5000枚であきらめる人もいるだろう。

 

9000枚であきらめる人もいるだろう。

 

 

 

 

 

 

野口英世は9995枚目で病原菌を発見した。

 

もし

 

残り5枚やって

 

それでも病原菌が見つからなかったとしたら

 

野口英世の努力は無駄に終わったのであろうか。

 

私はそう思わない。

 

恐らく

 

さらに1万枚の標本を作って

 

調べていったに違いない。

 

絶対に見つけて見せるという執念をもって。

 

 

 

 

 

答えのない問題に向かい合うとき

 

大事なことは

 

なし遂げて見せるという執念だ。

 

野口英世の当時の様子を調べてみると

 

そのことがよく伝わってくる。

 

 

 

 

 

 

 

合格の秘訣も答えのない問題だ。

 

だとすれば

 

合格の秘訣は

 

あきらめない執念と言えるだろう。

 

 

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