同じ高さの目線で
ご存じドラえもんは西暦2112年生まれなので、あと90年後に誕生する設定だ。
あと90年後の世の中がどうなっているか想像できない。
でも、2112年になっても、ドラえもんはみんなに愛され続けていると思う。
原作者は、ドラえもんの身長を129・3センチに設定した。
誕生日も、この数字に由来して決めた。
体重もこの数字だ。
なぜ、129.3cmという数字なのか。
漫画「ドラえもん」を子ども向け雑誌に連載し始めた当時、
のび太と同じ小学4年生の平均的な身長が、
この高さだった。
つまり、ドラえもんとのび太を“同じ目線”にしたかったのだ。
相手から見下ろされて、胸襟を開く人は少ないだろう。
うちの塾の教室は、学校と同じように
高い位置にホワイトボードや電子白板が設置されて、
先生は生徒たちよりも高い位置から授業をしている。
しかし、できるならば同じ目線に立ってこそ、信頼も生まれよう。
そこで、こんな改良を加えることにした。
オンライン授業用に高めの三脚を導入することにした。
最高165cm!
これを使うことで、私と同じ目線で授業を受けることができる。
迫力も違う。
生徒たちには予告をしていないけれど
オンライン授業で参加する生徒たちは
どんな感想を持つだろうか、今から楽しみだ。