勝負強さと勝負弱さのちがい
黄金期の西鉄ライオンズなどで活躍した豊田泰光さん。
4度出場した日本シリーズでは
通算3割6分2厘の高打率。
現役の終盤には2試合連続代打サヨナラ本塁打を放つなど、
土壇場で大役を果たした。
そんな豊田さんが論じる「勝負強さ」が興味深い。
いわく、
勝負に弱い人は打席に入っても
「なぜ打てないのか」と悩んでしまう。
反対に、
勝負強い人は
「どうやったら打てるだろう」と考える。
すると、
相手が見えるようになり、
目の前が一気に開けてくるという。
いざという時、
失敗を恐れ、
一歩を踏み出せないことがある。
その時に、
“なぜできないか”と縮こまるのではなく
“どうすればできるか”と心躍らせて挑みたい。
克服すべき課題、
対峙すべき相手に正面から向き合ってこそ、
活路は開かれる。