勇気
「選択的知覚」という言葉がある。
人間は、情報をそのまま受け取るのではなく、
自身の信条・関心・経験に添うものだけを
都合よく選択して認識する。
「見たくない」ものは「見えない」のだ。
受験と向かい合わない中学生がいたり
親や先生のアドバイスに耳を傾けないで
気の合う友人とばかりつるんでいる
それらの理由がここにある。
こどもたちは、正義の批判力を手放してはならない。
批判力は、わがままや蛮勇とは違う。
真理を求め、その基盤の上に正論を述べ、
自分だけでなく組織や社会を良くしていこうとする勇気のことだ。
そうした子どもたちを育てたい。
何より自身がそうあり続けたい。