勇気
和光市の理化学研究所で
国内初の量子コンピューターが発表されて話題になっている。
チャットGPTなどのAIも話題になっているけれど
来るべきシンギュラリティの到来が予感される。
さて「量子力学」は最近の学問のように
思われるかもしれないけれど
理論の誕生からおよそ1世紀になる。
基礎を築いたのは
ドイツの物理学者ハイゼンベルク。
20代前半で主要な理論を導き
“科学の新世界”を開いた。
研究に没頭した彼だが
20代前半のちょうどその時期
アメリカ大陸に到達した
冒険家コロンブスの
「偉大な点」について考察している。
コロンブスの航海で
最も困難であったことは
すでに知られた陸地を完全に離れ
残り少なくなった蓄えでは
引き返すことが不可能な地点から
さらに西へ西へと
船を走らせるという決心であった――と。
青年学者が
壮年の探検家に共感したもの
それは
未知の分野に挑む“勇気”であろう。
新たな世界への旅立ちは
ためらいが伴うもの。
思いも寄らぬ想定外のことも起こる。
その時こそ
意志を貫き
前進の決断がくだせるか。
チャンスをものにするには
勇気が必要だ。
新たな舞台に立つ4月。
挑戦すべきことは数多くある。
日々、臆することなく、
喜び勇んで、胸張り進もう。