努力
中国の文豪・魯迅の言葉に
「天才なんかあるものか。
僕は他人がコーヒーを飲んでいる時間に仕事をしただけだ」とある。
天才は努力の異名なのだ
レオナルド・ダ・ビンチの観察ノートともいうべき「手稿」を見て、
なるほどと思った。
彼が生涯に残した絵画は
「モナリザ」「最後の晩餐」など、たったの10点あまり。
〝創造の巨人″としては、意外に少ない。
しかしその陰には、
現存するだけで8000ページにも及ぶ「手稿」の存在がある
当時の紙の表裏にびっしりと描かれた思索の証である観察メモとスケッチ。
天文、解剖、建築・土木、地球物理など万般にわたり、
彼の探究の眼がいかに緻密なものであったかを物語る。
世の森羅万象を見通すあくなき探究心が、
万能の天才を生んだ
探究の人はまた挑戦の人でもあった。
彼は「鉄は使わないと錆びる。
澱んだ水は濁る、寒さには凍結する。
同じように、活動の停止は精神の活力を喪失させる」と言う。
死の間際に「私は続けよう」と書き残した言葉と思い合わせると、
彼の生涯を貫いた間断なき飛翔の姿が浮かび上がってくる。
もともと勉強のできる子なんて一人もいない。
高得点には努力が必要だ。
努力をしたのか、それともしなかったのか
ただそれだけだ。
ひとつ言わせてもらうと
定期テスト前に2週間くらい
勉強することを
努力と呼ぶのは
かなり無理がある
というよりも
その程度では努力とは言えない。
努力は毎日続けて努力と呼べる。
差がつくのはその中身、質と量だ。
天才はそれがずば抜けているのだ。
「芸術に決して完成ということはない。
途中で見切りをつけたものがあるだけだ。」
これはダ・ビンチのことばだ。
1日は 24 時間、1 年は 365 日と、時間というものには限りがあり、
人間は不老不死ではないため、自分が一生のうちにできることには必ず限界がある。
だからこそ寸暇を惜しむように
優先順位の高い
やるべきことをやり抜くことが大切なのだ。