前向きに生きる
今年は大女優の森光子さんの生誕100周年だ。
強く印象に残っているのは、
「一生懸命、表現のもっと豊かな女優になりたいと思います」
89歳の誕生日に、舞台「放浪記」の2000回上演を達成した直後の、
彼女の言葉だ。
国民的な大女優とは思えない謙虚で前向きな一言に、深く感銘を受けた。
自身を楽天的と評して、
「ちょっとしたことでも喜びは自分で膨らませて大きくしていくんです」と。
苦しいこと、つらいことは「なるべく自分で小さくしてしまう」とも。
何があっても「楽観主義」で乗り越える。
ここに人生と舞台の”長寿”の秘訣がありそうだ。
人は心次第でで前向きも後ろ向きにもなれる。
落ち込んだときには「さあ、楽しくやろう!」と自分に声掛けしてみてはどうだろうか。
希望がなければ、自分で希望を創ればいい。
世界が暗ければ、自分が太陽と輝けばいい。
どうせやるなら前向きのほうがいいと思いませんか。
ならば、よい意味で覚悟を決めて動き出しましょう。