冬が始まる
秋は一雨ごとに寒くなる。
一回雨が降ると一度気温が下がるとして
一雨一度とも言います。
厳密に計ってみて一度下がっているということではなく
経験則から生まれた言葉です。
朝が寒くなってきましたね。
冬が近づいています。
落葉樹が葉を落とし始めます。
段々と景色が変わってきます。
葉の落ちた木を見ると
命のはかなさを感じることもありませんか。
ある腕利きの植木職人がこの質問を受けたときに
「むしろ逆ですね。
ああ、今年も葉を落として
次の成長のための準備を始めたんだなって。
木の本能的な生命力を感じて
『よーし』ってキモチになりますね」
と答えていました。
そうだ、その通りだ。
ふと
葉っぱのフレディを思い出す。
http://www7a.biglobe.ne.jp/~yukorin/fure.htm
春に生まれ
冬には死んでしまう落葉樹の葉っぱのフレディ。
フレディが枝を離れる最後の場面は
以下のようになっている。
「フレディがおりたところは雪の上です。
やわらかくて 意外とあたたかでした。
引っこし先は ふわふわして居心地のよいところだったのです。
フレディは目を閉じ ねむりに入りました。
フレディは知らなかったのですがーーー
冬が終わると春が来て 雪はとけ水になり 枯れ葉のフレディは その水にまじり
土に溶けこんで 水を育てる力になるのです。
”いのち”は土や根や木の中の 目には見えないところで
新しい葉っぱを生み出そうと 準備をしています。
大自然の設計図は 寸分の狂いもなく”いのち”を変化させつづけているのです。」
次の春を迎えるころ
つまり
まだ落葉していない木々が落葉し
次の新芽が芽生えるころ
受験生たちは受験を終えている
他学年のみんなは一つ上の学年に進級・進学している。
つまり
冬は力を蓄える季節
成長の季節なのだ。
きっぱりと冬がやってくる。
よし、寒い間に蓄えまくろう!
辻本塾で!!
冬は必ず春になる。