再放送

「未来少年コナン」をご存じですか。

私が小さいころ大好きだったアニメです。

ゴールデンウィーク期間から再放送が始まりました。

http://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=9289

昔のアニメを時間を経てから見直すと、

思っていたイメージとは違うことがあるのですが、

この作品はあの頃のままで、感動しました。

 

 

未来少年コナンを作った人を知っていますか?

 

「風の谷のナウシカ」

「となりのトトロ」

「天空の城ラピュタ」

「もののけ姫」

「千と千尋の神隠し」

などなど

ほかにも数々のアニメ映画を作り、

日本だけでなく世界で愛され、

2014年にはアメリカの

アカデミー賞を受賞した宮崎駿監督。

一度はその作品は観たことがあるでしょう。

 

さて、

宮崎監督がアニメ映画制作のために

立ち上げたスタジオジブリでは、

300人にも及ぶスタッフが

1500を超えるカットを

2年以上かけて完成させます。

宮崎監督の一番の仕事は、

1カットごとの絵コンテ描くことです。

その仕事場で、監督が四六時中つぶやく言葉があります。

 

「面倒くさい」

「面倒くさいなぁ」

「究極に面倒くさい」

 

巨匠と呼ばれる名監督でも、

面倒くさいものは面倒くさい。

常にポジティブではないのですね。

 

しかし、宮崎監督はこう続けます。

「世の中の大事なものって、

たいてい面倒くさいんだよ。

面倒くさいっていう自分の気持ちとの戦いなんだ。」

 

絵コンテは、映画のもとになる下絵で、

キャラクターの動きや表情、

セリフや背景を細かく描いて、

自分が表現したいことを

大勢のスタッフに伝えるものです。

すべて無から生み出すアニメ映画では、

草一本の表現、

髪の毛一本の動きなど、

些細なことでもうまく描かなければ、

その世界を台無しにしてしまうのです。

自分自身が描く一本一本の大切さ、

価値を理解しているからこそ、

自分自身の折れそうな気持ちに負けずに続けていけるのです。

 

学習においてでも「面倒くさい」はいっぱいあるでしょう。

例えば、ノートを見やすく作るなんて面倒くさい、

計算の途中式なんて面倒くさい。

宿題なんて面倒くさい、

辞書や参考書で調べるなんて面倒くさい。

そもそも机に向かうことが面倒くさい。

 

「面倒くさい」と思う気持ちを否定せず、

その裏にある価値や意味を考えてみてください。

それがわかれば、立ち向かえるはずです。

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