公立高校の入試問題は簡単ですか?
「この問題は公立入試レベルです。」と「この問題は難易度の高くない基本問題です。」を同じ意味で使う人がいます。公立高校の入試問題は易しいということですね。皆さんも一度は耳にしたことがありせんか?
果たして、本当にその通りなのでしょうか?
国語58.3点 社会60.3点 理科44.5点 英語47.7点(64.3点) 数学42.3点(53.5点) 5科合計253.1点(280.9点)
500点満点なので、5科合計の平均はちょうど半分ですね。理科と英語と数学は平均点が50点以下です。平均点は高いとは言えませんね。
これは今春行われた、平成31年度埼玉県公立高校の学力検査の平均点です。英語と数学の( )内の数字は学校選択問題のものです。
数学は一番平均点が低かったのですが、これは毎度のことですので、今年に限ったことでもありません。
以下のグラフをご覧ください。
76点以上とれている受検生はほとんどいません!あまり差が付きにくい感じですね。
さらに、驚きの事実が!
正答率1%以下の問題が3問もあります!配点合計は18点も。
大問4の(2)の①②は正答率0.3%、つまり1000人中3人しか正答できない問題です。
浦和や一女、大宮に合格した受検生でもほとんどが正答できていない問題ですね。
※通過率とは、部分点も含めて得点できた人の率です。
学校選択の数学ではどうでしょうか?
こちらも、学力検査問題と同じく76点以上はほとんどいません。さらに30点以下もほとんどいません。狭い範囲にギュッとつまっている感じですね。つまり、数学は差がつきにくい教科とも言えますね。
とるべき問題をとり、捨てるべき問題は潔く捨てるのも有効な戦略です。
公立高校の数学の攻略方法が少し見えてきませんか?
何をとり、何を捨てるのか、上の表はそれを教えてくれますね。
上記情報は 埼玉県立総合教育センター から引用しています。
公立高校受検生はブックマーク必須のサイトです。数学以外の教科もぜひご覧ください。
いかがでしたか?これが埼玉県の公立レベルの実態です。