修行
野球には疎い私ではあるけれど
大谷翔平選手の大活躍はよく見聞きする。
右ひじの怪我が心配だ。
プロ野球選手は、一試合一試合が真剣勝負であり
常に最高の状態で打席に立たなければならない。
徹底した肉体管理と体調を整えるための日々の習慣があろう。
そういえば、あのイチローさんは
6年間も昼食にあるチェーン店の
同じ種類のピザを同じ量食べ続ける努力をしたという。
体調や感情、生活リズムの揺れ幅を最小限に抑えるためだそうだ。
イチローさんの練習熱心さは有名だが
一見平凡にしか思えないような
日々の習慣と準備にまで心を砕く。
この目に見えない努力の積み重ねが
大記録を達成させたと思う。
北原白秋は『詩歌の修業』に書いている。
「修業といふものは
石なら石を一つづつ積みあげていくやうなもので
根気よく、こつこつと仕事の力と量とを
積みあげていかねばならない。
何事も修練と時間の堆積とから光り輝く喜びが来る」
何事も地道な努力を積み重ねる以外にない。
ある意味で
才能とは長い努力の苦しみに耐える力といえまいか。
日々の学習は、成績向上への一本の道だ。
この着実にして地道な努力を積み重ねてこそ
各種テストなどで
今以上の結果が出せることまちがいない。