令和元年度全国学力・学習状況調査結果より
今年度の「全国学力・学習状況調査」の結果が公表されました。
全国の小学6年生と中学3年生合わせて200万人余りが調査対象です。
今回は、初の英語の調査が実施され、話題になっていました。
小学6年生の教科別正答率は、
国語が64%、算数が66.7%。
中学3年生の教科別正答率は、
国語が73.2%、数学が60.3%、英語の「読む・聞く・書く」が56.5%、「話す」が30.8%でした。
話すは低すぎですね!
都道府県別でみると、小学6年生のトップは国語が秋田県、算数が石川県でした。
中学3年生では、国語が秋田県、数学が福井県、英語が福井県・神奈川県・東京都が同率で並びました。
一番気になったのは、学習状況調査の中の、
「新聞を読んでいますか」という質問に対し、
毎日読んでいると答えたのは、
埼玉県の中3生5万6千人のうち、
なんと3.5%だけ!全国平均でもわずか4.4%。
読みましょう、新聞を!
そして、さらに驚きの質問がこれ。
「月曜日から金曜日まででどのくらい家庭学習をしますか(塾・家庭教師を含んでもよい)」
一番多かったのは・・・・・
1時間以上2時間未満でした。
これって、塾に通っている場合、中3だから週2から3日通っていると仮定して、ほぼ塾の勉強だけ?じゃないでしょうか。
30分より少ない人と全くしない人を合わせると約11%もいました!
逆に、毎日3時間以上学習できている人は12%。
学習時間だけで判断するのは軽率ではありますが、選択肢の作り方から判断すると、
文科省から「中3のトップレベルだったら毎日3時間以上は勉強しなければね」ってメッセージを読み取ることもできますね。
トップレベルを目指す人は、中2から中3春くらいの学習時間の一つの目安としてみてくださいね。
この調査は新年度直後の4月16日のものですから、今現在はもっと少し数字が増えています。
そして、入試まで少しずつ増え続けていきます。
↓参考リンク
http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/gakuryoku-chousa/sonota/1419141.htm