不登校
現在、小・中学校における不登校の児童・生徒数は全国で約29万9千人。
当然、個々の状況は大きく異ことなるから
一概に「こうすればいい」という解決方法はない。
「気合が足りない!」などという根性論を持ち出しても
解決することはほとんどない。
小学校で校長先生をされている私の尊敬する方のアドバイスを送らせていただきたい。
まずは、「あなたがいることそれ自体が、親にとっての最大の喜びなんだよ」と伝え
その子の存在そのものを受け止めることが重要です。
その上で、ありのままの現状を、担任や校長、自治体の教育相談所などに
伝えていくことが大事です。
必ず力になってくれる人がいます。
私は、不登校の児童に送る手紙の中で
“トンボの話”をします。
トンボは前にしか飛ばないとされる。
けれど、疲れた時は
止まり木に止まって休む。
あなたは今、その時なのかもしれない。
決して焦あせらないで――必ず、希望の未来は開けていくから大丈夫だよ、と。
こんな校長先生がいたら安心して学校に通えるのだろうなと心底思う。