不合格へ突っ走らない

ワールドカップが盛り上がっている。

 

ブラジルの選手のオーバーヘッドキックをニュースで見たけれど、

 

マンガの世界のような鮮やかなシュートだった。

 

ものすごい運動神経だ。

 

さすが、ワールドカップやオリンピックなどに

 

出場する選手は鍛え上げられているなと感心すると同時に、

 

昔、私が学生だったとき、

 

ある先生が授業中に仰っていたことを思い出す。

 

曰く、「オリンピックなんて

 

限られた先進国・富裕層の遊びだ。

 

アマゾンとかアフリカの奥地なんかをくまなく探していけば、

 

金メダリストより遥かに陸上の素質のあるやつがいるはずだ」と。

 

たしかにそうかもしれない。

 

あまりにも貧しい環境下では

 

スポーツなんて問題外になるだろう。

 

いくら素質があっても

 

トレーニングできる環境や

 

試合に出場する機会がなければ、

 

スポーツ選手として開花することはない。

 

 

 

これは勉強や入試の世界にも同じことが言える。

 

難関校に受かるだけのポテンシャルを持っている人の中には

 

経済的事情や、家庭的背景・文化的背景から

 

そういう方向に進まなかった人も多くいると思う。

 

 

 

 

さらに言うと

 

一番もったいないと思うのは、

 

ポテンシャルがあり、

 

経済的環境にも家庭的環境にも恵まれているのに、

 

自ら不合格へと突っ走ってしまう受験生だ。

 

好きなだけ勉強して

 

未来を切り開くだけの環境が用意されていて、

 

家族も勉強を応援してくれる。

 

それを活かすだけの能力も備わっている。

 

なのに、なぜか勉強に身が入らないと言っている。

 

やれスマホが手放せない、やれ体調が悪い、やれやる気が出ない・・・・・。

 

勉強できる環境に恵まれた人は、

 

本当に真剣にやってほしいと思う。

 

それが自分の未来のためであるのは勿論だが、

 

それだけではなく、

 

やりたくてもやれなかった人への礼儀でもあると思う。

 

感謝の気持ちをもって

 

全力のラストスパートで

 

合格をつかみ取ってほしい。

 

今日から12月。

 

本当の勝負はここから始まるのだから。

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