一生一度の人生
歌舞伎「熊谷陣屋」に登場する源氏の武将・熊谷直実は
人生は、一生に一度しかない『今』を生きること。の当たり役だった。
吉右衛門は常に肝に銘じたという。
自分は何度も直実を舞台で演じたが
当の直実本人が
このしぐさをし
言葉を発したのは
「一生に一度しかない」出来事なのだ、と。
技巧が光る円熟の演技を見せようとするより
この時、ここで“一生に一度”しかなかった直実の思いに肉薄する。
それでこそ「本当の心情」が表現できるのだろう。
数えたことがないけれど
人生何度目の春期講習だろうか。
春期講習は数多く経験しているけれど
人生は全てが一期一会の出来事だ。
だから、この瞬間瞬間を大事に生きていきたい。
人生は、一生に一度しかない『今』を生きることなのだから。

