一歩一歩
高校2年の夏、同級生2人が京都と大阪まで自転車で往復したのに驚き、
翌年から自身も遠乗りを始めた。
大学に入ると、旅はリヤカーを引くスタイルに変わり、
日本一周から豪州横断、そしてアフリカへと距離が延びていった。
「小さな一歩だが、積み重ねることによって1万1100キロになっていく」
悪路に自信を失いつつも少しずつ歩を進めて、1年と11日でアフリカの端から端までを歩ききった。
島根県出雲市出身の冒険家永瀬忠志さん(65)だ。
リヤカーマンと呼ばれている。
テレビ番組に出演されたことも。
https://www.tv-osaka.co.jp/sp/rearcarman2019/
永瀬さんの座右の銘は「一歩ずつ、一歩ずつ」
いきなり永瀬さんのような大冒険を常人がなし得るのは難しい。
それでも毎日、「一歩、一歩」の積み重ねを実践するなかで、
できることがすこしずつ増えていくのだ。
リヤカーでも学習でも根っこは同じだと思う。
昨日、補習に来た中学3年生の生徒は
新年度から週6日通塾している。
大いに期待しているのだが、
すこし不安もある。
それは、学校外の学習のすべてが塾にいる時間にならないかということだ。
毎日通塾しているのだから
何時間も家庭学習をするのは厳しい。
でも、スキマ時間を活用して、復習したりすることはできる。
ほんの少しの工夫であっても
一歩ずつ着実に積み重ねると
1年後には大きな違いになる。
志望校合格に向けて、
今はまだまだ遠い道のりだけど、
やらなければ止まっているのと同じだ。
日々一歩一歩、着実に近づいていこう。