一条寺下り松の決闘
宮本武蔵の決闘で
吉岡一門70名と武蔵一人が戦う一条寺下り松の決闘ってのがある。
名門道場、吉岡一門の70名
VS
武蔵。
武蔵は命を捨てる覚悟で挑む。
一方、吉岡一門70名はどうだろうか
多くがこう思っていただろう、
まさか自分が戦うはずがない、
だって70人の猛者たちが相手なのだから。
衆に頼んで油断をしていた。
死ぬ気の武蔵は次々に斬る、
圧倒的な当事者意識の違い。
吉岡一門の頭の中にあったのは、
大企業的なワンオブゼム精神。
一方の武蔵は最初から死ぬ気の覚悟。
そこが勝負を分けた。
実に痛快!
当事者意識の違いが勝敗を分ける、
剣の世界に限らず、
どんな勝負にも言えるだろう。