ライバルはピカソ
日本画家の朝倉摂さんは、子ども時代から絵画に没頭していた。
10代のころ、夜、地球の反対側では、
まだ現役だった巨匠・ピカソが描いているかと思うと、
居ても立ってもいられず、徹夜で絵を描いたという。
ピカソをライバル視して一晩中絵を描き続ける10代の学生って、
とてつもないほどの意識の高さではないだろうか。
本気でメッシを意識して練習に励むサッカー少年が
どれくらいいるのだろうか。
本気で大谷翔平に勝とうと思っている野球少年が
どれくらいいるのだろうか。
学習に置き換えてみよう。
難関と呼ばれる学校に合格するという志は
朝倉さんからみればさほど高いものではないだろう。
影響を受け、尊敬する人物が偉大であればあるほど、
自分も成長しようという意欲は、ますます強くなる。
あなたには尊敬する偉大な人物がいるだろうか。
「他人の仕事を見るのは勉強になる。これから勉強することは、いっぱいありますよ
これは80才を過ぎて文化功労者になったときの朝倉さんのことばだ。
高い志を掲げて、
謙虚な気持ちで
日々自分を磨き続ける、
そんな生き方は尊く美しい。
話は変わって、大学の話。
大阪府立大学と大阪市立大学が合併して
2022年4月に大阪公立大学という巨大な大学ができる。
その英語の名前で大阪大学ともめているようだ。
同じ名前というのはいかがなものだろうか。
http://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/topics/2020/08/20200806?utm_source=dlvr.it&utm_medium=facebook