マスク
話を聞いている時、
人は話し手の何を感じているのか。
コロナ禍が始まる前の
あるアメリカの心理学の研究では、
聞き手が話し手から受け取る印象の55%が顔の表情、
38%が声の質だという。
言葉は7%にすぎない。
ほとんどが表情など、言葉以外の要素で判断している。
長かったマスク生活。
外すタイミングはもう少し先になりそうだけれども
終わりが見えてきた。
最初は戸惑いばかりだったけれど
慣れてしまった人も多いだろう。
視線だけでなく
笑顔や表情の一つ一つで
コミュニケーションをとることができるようになる。
希薄になりつつある人間関係の中で、
笑顔を交わす効用は小さくない。
社会が殺伐となれば、
なおさらのことである。
意識して笑顔をつくることが大切だ。
そうすれば心も、やがてついてくる。
笑顔のあるところに人は心を開き、
自然と人は集まってくる。
明るい笑い声がはずんでいる塾でありたいと思う。