プレーヤーとマネージャー

中国の古典『水滸伝』

 

実話ではないが、何世紀にもわたって愛され続けてきた。

 

その中で、豪傑たちをまとめた宋江。

 

彼が中心者となったのは

 

「人物をとことんまで見抜く特別の力を持っていた」からだ。

 

 

 

 

人は、ともすれば、

 

戦闘力ナンバーワンの豪傑が最も優れていると考えてしまう。

 

ただ人をまとめるだけのマネージャーよりも、

 

実際に動き、成果を上げるプレーヤーのほうが

 

活躍が目に見えて分かりやすい。

 

でも、それはごく表面的な事実にすぎない。

 

表面だけしか見えない人の中には、

 

十人力とか百人力という言葉にもあるように、

 

力のない他人と協力するよりも、

 

自分一人でやったほうがうまくいくと考える人も多いのではないだろうか。

 

 

 

 

 

水を求めて移動するゾウの群れ。

 

温暖化ですみかを失うホッキョクグマ。

 

山すそを鮮やかに染めるサクラ。

 

大自然の営みを圧倒的な美しさで伝える映画「アース」。

 

かつて、ドキュメンタリーとして、異例のヒットを記録した。

 

極地、高地、砂漠ー過酷な条件での撮影に、

 

なぜ、耐えられたのか。

 

 

共同監督の一人、マーク・リンフィールド氏は、

 

それぞれの環境でのエキスパートである仲間を信じていたからできたのです、と語った。

 

自分が仲間を信じる。

 

仲間も意気に感じて全力を尽くす。

 

この強い絆があったからこそ、

 

難事業をやり遂げることができた。

 

強固な信頼の絆があれば、

 

人は大きな力を発揮するものだと痛感する。

 

 

 

人は感情で動く。

 

多くの人の心をつかみ、動かしてこそ

 

ひとりでは到底不可能なことを成し遂げることができる。

 

 

 

自らの実力を磨くことももちろん大切なことだ。

 

だが、人物をとことんまで見抜こうとすること、

 

これこそ、もっと大切なことだと思う。

 

水滸伝の宋江のように。

 

 

 

自らがリーダーになった時には、

 

他人をとことん信頼し、動かしてほしい。

 

また、常に自分の周りにも、

 

自分を信頼してくれる人が必ずいるものだ。

 

その期待に対して「応えてみせる!」と心に決めた時、

 

想像以上の力が発揮でき、勝利の歴史も開かれる。

 

このことを忘れないでいてほしい。

 

 

 

 

 

 

 

話は変わって、東京湾のイワシの話。

 

地球温暖化の影響で、

 

メスがオスに変わったとのことだ。

https://special.sankei.com/a/life/article/20200815/0001.html?fbclid=IwAR2dPndo6E8yhgyhbGYffgz5Q_pPCnfqFxxxCC2Bvm5RsdrUQDwR3qnoiAo

 

 

地球温暖化が進めば、漁獲量にも影響があるのかもしれない。

 

そして、温暖化が性別に影響を与えるのは、

 

魚だけなのだろうか。

 

何だか気になる記事だ。

 

 

 

 

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