タボウ

宿題をやってこなかった生徒がいた。

 

やってこなかった理由を聞いてみると、

 

夏休みの学校の宿題が終わっていなかったことや

 

他にもいろいろとやるべきことがたくさんあったことを挙げていた。

 

 

 

 

“重要かつ急ぎの仕事は、多忙な人に頼め”と、

 

ビジネス界ではよく言われる。

 

多事でも自身の時間管理ができる人は、

 

有能で仕事もできる。

 

 

一方、「忙しい」が口癖になっているだけの人は、

 

心の余裕がないようにも見えてしまう。

 

 

 

小中学生のうちに、多くのことを抱えていることは悪いことではない。

 

大前提として「責任感」を持つことが大切だ。

 

どれもが中途半端ではもったいない。

 

同時進行でたくさんのことを、

 

責任感を持ち、自分なりの高い質でやり抜くのだ。

 

時にはパンクしてしまうこともあるだろう。

 

しかし、そういう経験こそが、自身の器を広げ、成長させてくれるのだ。

 

 

 

誰にとっても、1年は1年である。

 

しかし、1年でやれることは人それぞれに大きな違いがある。

 

忙しく活動している人は、どんどんキャパシティも広がっていき、

 

年々成長していく。

 

「忙しい」を言い訳に、いろいろな挑戦をしていない人は、

 

成長の速度も遅くなる。

 

 

 

 

宿題だって

 

友だちづきあいだって

 

習い事だって

 

お手伝いだって

 

学校の様々な活動だって

 

その他数え上げたらきりのないくらい多くのことを

 

全部こなすことができる、

 

私は子どもたちにはそんな「タボウ」な人になってもらいたいと思っている。

 

「多忙」ならぬ「多望」な人に。

 

「かなえたい望みが多いので、苦労は増える一方です」と

 

笑顔で言えるような人に成長してもらいたい。

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